いつブラディーではなくブラッディになったんだ?
『ep's 1988-1991』 My Bloody Valentine
待たされまくったので今回も出るまで信じ難かったMBVのリマスター盤が本当に出た。聴いた感想は一言で「懐かしい~」。そりゃそうだ20年前のまんまだ。古びてはいないが、あのまんま。音が良くなったとかはどうでもいいと感じた。演奏ではなく曲が好きだったということでもあろう。それにつけても、あのまんまが今出てきた。それがどうにもこそばゆい。変わらず美しい音の洪水ではあるのだけど。しかし今、このノリで新作出してもいかんともだろうな……と思ってしまう自分がいたりもする。彼らの音楽に接してこれなかった世代には必聴なのだろうけど、鬼のように聴きまくった世代には実はそんなに必要ないCDな気がしないでもない。そして期待と不安がないまぜでありながらも、やっぱり新作を聴いてみたい。どんな内容だろうと、今出るべきはそっちなんだよ。
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TFFには「The Big Chair」という曲もある。いわゆるサウンドコラージュで作ったインスト・ナンバーで、彼らのヒット曲しか聴いたことない人が聴いたら相当面食らうのではないだろうか。明らかに多重人格少女の頭の中を音で表現しようとした試みが聴き取れる。ディープなTFFオタが今も期待しているのは彼らのポップ・センスの裏にあったはずのこういったドロッとした世界なんだ。本当に新作アルバムがあるなら、期待したいところではある。






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