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2004/04/20

Tears For Fearsに何が?

Tears For Fears(以下TFF)が新譜を完成させた。のは、間違いないのだけど、現時点では発売未定。いったいどうなっておるのじゃ!とファンはヤキモキしている。このニュー・アルバム、先月の段階では4月発売がアナウンスされていた。しかもTFFはいくつかのラジオ番組にプロモーション出演しており、さらにスタジオでアコースティック・ライブまで行っているのに、アルバムについてもTFFの2人についても消息がプツリと途絶えてしまった。

3rdアルバムとそれに伴うツアー以降、ローランド・オーザバルとカート・スミスの仲違いからTFFはローランドがソロ・プロジェクトとして引き継いだ格好となっていた。90年代にローランド主導で作られた2枚のアルバムは力作ではあったが、それ以前の隙のない甘美なまでのブリティッシュ・ポップとは別のものだった。カートとの両輪がうまく廻ってこそのTFFだったのだということをオイラは強く感じたものだ。そこに来てカートとの邂逅、2人での新譜制作、あまつさえツアーも?などと盛り上がってきた中で突然の沈黙である。解せなかった。映画『ドニー・ダーコ』の挿入曲「Mad World」(Gary Julesによるカバー)の大ヒットという追い風もあるのに。

また喧嘩してポシャッたか? という意見も飛び交う中、公式HPカートのHPで新たな声明が出されるまで耐えしのぶ日々だったわけです(現時点ではまだ沈黙中)。

それでも雑誌発表を待つしかない一昔前と比べたら情報の入り方は早くなった。ネットで調べられるからね。実は新譜(及び前出のスタジオ・ライブ)に参加しているNick D'VirgilioのHPに、その顛末と思しき記事が出ていたのである。かいつまんでまとめると、新譜のレーベルとして決まっていたアリスタレコード内で内紛が起こり、TFFとの契約をまとめた人物(しかも偶然にも会社の最高業務責任者)が解雇された。それを原因としてアリスタはリリースへの情熱を失い、ぶっちゃけ発売が白紙に戻されたということのようなのだ。か、完成してるのに~!! 要するに新たなレーベルが見つかるまで発売はナシ。ヒドイ話だなぁ。TFF及び関係者の皆さまが辛い思いをしていることは想像に難くないが、ぜひ作品としてしっかり世に送り出せるよう頑張っていただきたいものです。

本日のBGM:Tears For Fears『Songs From The Big Chair』
捨て曲のないアルバムという云い方は個人的な意見でしかないだろうか? 今聴いてもまったく古びていない。カンタベリー音楽ファンにはぜひロバート・ワイアットに捧げられた「I Believe」を聴いてもらいたい。沁みる。

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