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2004/09/21

TFF 『ELAHE』全曲レビュー その5「Who Killed Tangerine?」

Tears For Fearsの新作『Everybody Loves A Happy Ending』やっとこさ発売! で、記念全曲レビューの第5回でやんす。

本作がね、バラエティに富んでいるという声が多いようだ。しかし待て。TFFは元々、アルバムごとにバラエティ感を持ってなかったか? ま、1stはさておき。多分さ、曲数&分数が多いから特にそう感じるんじゃないかと。振り返ってみよう。

1st 『The Hurting』 10曲・約42分
2nd 『Songs from the Big Chair』 8曲・約42分
3rd 『The Seeds of Love』 8曲・約50分
4th 『Elemental』 10曲・約47分
5th 『Raoul And The Kings Of Spain』 12曲・約50分
6th 『Everybody Loves A Happy Ending』 12曲・約55分

分数はもちろんボーナストラックを除いた本編だけな。うん。そんなに大きな違いはなかったな。ハハハハ。でも、まぁ最大曲数&最大分数ってことで。それにつけてもムダに長い作品がないのが素晴らしいね(とお茶を濁す)。

5曲目「Who Killed Tangerine?」
さてさて、今回は「タンジェリンを殺したのは誰?」というタイトルでな。タンジェリンてのは黄色の一種で、簡単に云うと蜜柑イエローのことでな。Tangerine Dreamなんていうドイツの雰囲気系インスト・ロック・バンドもおりましたが。色彩というだけでなく言葉がイメージする何らかのものがあるようなんですがね。えー、何が云いたいかというと、これも歌詞が意味わからん
ピアノの単音の連続に、ダークなキーボード&ギターとコーラスが乗り、リズム隊がシリアスな空気を作り出す。今までと一転、暗いスタートだ。囁くようにローランドのボーカル。今まであまり聴いたことのない歌い方だ。いきなり「毒とナイフどっちを選ぶの?」。暗い。と、思うとだんだんローランドらしさが見えてくる。死生観みたいなものを描いておいてだね、サビでパッカーンと「そして君が何もかも終わったと思うとき、それは終わってない。終わってない」と。曲の展開の仕方はTFFもライブでカバーしているThe Beatlesの「All You Need Is Love」(ビデオ『Going To California』で聴ける。乞うDVD化)なんかを思い出させるが、歌詞や音のイメージはなるほど『Tomcats Screaming Outside』を消化したTFFだなって感じだ。
それにつけても『ELAHE』って、アルバム全体でピアノの使われ方が絶妙。実は全体の統一感を作り出す大きな要因になっていたりする。

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