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2004/12/19

陽が昇るまでの18秒

アイスランドのバンド、Sigur Rosが昨年出したアルバム『()』を今更ながら聴いて、その静かで美しい音楽に言葉をなくした。タイトルはネタのようだが本当に「カッコ」だけで、全8曲の曲名表記もまったくない。森か何かに無造作に転がっていた自然音の塊みたいなものを、Sigur Rosが拾ってきてちょっといじって紹介しただけなのか?と彼らの戦略に乗っかって疑ってみる。それにしても優れた選択眼と構築力を持っていなければこんな作品は完成するまいて。明らかに電子楽器の音楽といった体なのに、無機質ではなく体感温度の上がったり下がったりを意識できる響きだ。

Sigur Ros公式HPによると彼らは新作リリースを控えているらしい。「出す出す」と云いながらズルズル遅れまくって今に至っているようだが、最新ニュースを読む限りでは順調にレコーディングが進んでいるように見える。楽しみだ。ちなみに彼らの日本盤はエイベックス傘下のカッティング・エッジから出ていたため今までCCCDだった。状況はとりあえず変わったので、普通にCD-DAで出るといいね新作。

さて、Amazonアソシエイトから支払われたギフト券にかこつけて購入したCDが昨日届いたので、近いうちに紹介していこうかと。そのひとつがSigur RosのEPなわけだ。

Untitled #1」Sigur Ros
紹介するときには題名がないと流石に困るな。『()』の1曲目 (仮題だった「Vaka」が通称になっているらしい) をフィーチャーしたCDシングルも良い内容なのだが、ボーナスDVDが面白い。2ndアルバム『「Agaetis Byrjun(正確な表記はÁgætis Byrjun)』から「Svefn-G-Englar」「Viorar Vel Til Loftarasa(正確な表記はViðrar Vel Til Loftárása)」、そして「Untitled #1」という3曲のPVを収録しているのだが、どれも強烈に個性的な仕上がりなのだ。ダウン症の劇団が天使に扮して踊ったり、多感な少年の微妙な心の揺れを父親や男友達との関係性で描いたり、ガスマスク一発で荒廃した近未来のちょっと悲しい物語を紡いでみたりと、ちょっとした短編映画のように出来がイイ。曲のイメージを膨らませるというより決定付けてしまうくらいインパクトが強いってのは難点かもしれんが、バンドが目を向けている方向を知る上でも一見の価値はあるだろう。CD&DVDで1000円しなかったりして、やたら安いしな。ちなみにDVDはうちのパイオニアのデッキで観られたので多分リージョンフリー。

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