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2005/01/09

Katie Meluaはイイ! そしてMike Battはやっぱりイイッ!

オルタナソウルエイリアンさんとこ(うちのアイドル部門がソウル・ミュージックに切り替わってマトモになったらこんなかなぁというような素敵なBlog)で「2004年 今年の10枚:ROCK/POP編」なんてのをやってらして、いち押しのKatie Meluaがたいへん気になっていた。「新世代ジャズ・シンガー」「小悪魔的ヴァイス」「今年随一の愛聴盤」「一生のお供になりそう」なんてキーワードにも興味をそそられるが、何しろ「Mike Battプロデュース」、これが決め手になった。で、早速買ってきた次第。

Call Off the Search』 Katie Melua
調べてみたら昨年、英国のさまざまな年間チャートで軒並み上位に食い込む売上を叩き出していたみたい。知らなかった。てか、何でそういう人の情報が我が国ではこんなに薄いんだ? 日本盤も出てないし。おかげでケイティ・メルーアって読み方も正しいのやら何やら。いや困ったもんだよ本当に。
さて、まず云いたいのはジャケット写真に騙されるなってこと。そりゃあんたアコギを小脇にメンチ切られたら、路上で四畳半フォークなんて「ゆず」やら何やらが流行ってるご時世になかなか根性座ってるね~とか声のひとつもかけたくなる。ところがスピーカーから飛び出してくるのはメロメロのストリングスだったり、小粋なジャズだったりするのだよ。そこに乗っかるのがとてつもなく伸びやかで甘い歌声なのだ。そんなもんイイに決まってるじゃないか! ただし本作を名盤たらしめているのは収録曲それぞれが光っているからに違いない。カバー曲もしっかり自分のものにしているし、自作の2曲も素朴な風合い。そしてプロデューサーでもあるマイク・バット作の6曲がメロメロに美しく、全体の雰囲気を完全に決定付けている。マイク・バットといえば一般には「Art Garfunkel "Bright Eyes"(井上陽水がカバーしているらしいが未聴。CDだと『ReMASTER』という17枚組ボックスでしか聴けないらしい!)の作者」「美人ストリングス・カルテット=Bondの仕掛け人」で正解だと思う。が、プログレが好きな人には彼のオリジナル・アルバムにMaggie ReillyやRoger Chapmanが参加しているとかいうネタの方がアピールするかもしれん。かくいうオイラ、残念ながらベスト盤『Very Best Of』しか所有していないのだが、このふたりの歌もしっかり聴ける。てか、オリジナルはぜんぜんCD化されてなかったりする。再評価されてしかるべき人物だし、さっさとCD化してってほしいもんだ。彼がパペット番組のために作ったThe Wombles、ウォンブルズ、うぉんぶるず~の『Wombles Collection』とかも即廃盤なのか?みたいな。そうそうウォンブルズ絡みだと何とRoy Woodとクリスマス・シングルとかも出してるんだよね。ともあれ、彼のソロ作品を聴いてみると、かなりのイカモノ系ポップス&クラシック(良い意味で)なのだが、『Call Off the Search』においては抑制された音づくりで、テンション高くして聴きやすさの追求された他に類を見ない世界にまでたどり着いちゃってる気もしさえする。
話がケイティちゃんから逸れまくっているが、さらにアルバムの参加メンバーに話は逸れる。ジャケ写の通り本人もギターを弾いているが、クレジットには更にChris Spedding、Jim Creganの名前がッ! 公式HPによるとジム・クリーガンはツアーにも同行している模様。あ、ジムはJohn Wettonに代わってFamilyにベーシストとして加入した人な。ちなみにベースは90年代にはSteeleye Spanに加入していたTim Harriesが務めている。この人、Eddie Readerのアルバムにも参加してたね。
逸れまくって逸れまくって、それでもやはりケイティちゃん(19歳)の魅力なくしては成立しないアルバムであることは今更ながら云っておくぜ。hiroCoco d'Or)ちゃんも次作はぜひMike Battプロデュースでやってみてほしいやね。

あとね、これ書くとイメージ安っぽくなりそうで迷ったんだが、実は彼女、勝ち抜き歌合戦か何かの番組で優勝してデビューしたらしいね……。いや、ぜんぜん安っぽくないからな。オイラが保証する。補償はしないが。

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コメント

遅くなりましたが、ご紹介ありがとうございました。
しかもわたしの一押し、Katie Meluaを取り上げて頂いて嬉しい限りです。
英国では去年の売上げランキングで堂々四位に入り、
Norah JonesやJamie Cullumより売れてるんですよね。
日本でもこの手は結構人気あるので国内盤が出ても
おかしくないはずなのですが、一体どうなってるのやら…。
そういや、早熟天才ソウルシンガーで絶賛大売り出し中の
Joss Stoneも勝ち抜き歌合戦出身ですよね。
しかもブリちゃんアギちゃん系のアイドルとして当初は
デビューさせる予定だったという(笑)。
彩音さんはプロデューサーやミュージシャンに関して
もの凄くお詳しいので、いつも主役にしか目がいってない
わたしには大変勉強になります。
それから別ネタですがIt Bitesも大好物でして、
彼らの新譜やKinoに関する続報・レビューにも期待しております。
もちろんTFFの最新情報もこちらでチェックさせて頂きます!

投稿: 魂小僧 | 2005/01/30 09:58

魂小僧さま
オルタナソウルエイリアン改めおるたなそうるえいりあんのSoul Kid改め魂小僧さんではないですか。いらっしゃいませのお世話になってます。

いやー、もの凄く詳しくなくてやっつけで調べてるんですよ(笑)。主役以外に目が行き過ぎとかいう噂も……。でも音楽そのものからさらに派生する発見があったりすると楽しいと思うのですよ。

昨日もTori Amosが自分の文章に登場したので、フフーンとうちにあった「Talula」というEPを聴きながらジャケットを開いてみたらマルセル・デュシャンの「(1)落ちる水 (2)照明用ガス、が与えられたとせよ」のコスプレ(残念ながら裸ではない)をやっていて、この女性も本当に悪趣味な人だわいとネタにしようかと思ったものの、ここに書いちゃってパアだったりしてアハハハハ。能天気ですいません。

こちらこそこれからも自分の知らない音楽テンコ盛りの魂小僧さんとこは参考にさせていただきます。

投稿: SHIRO | 2005/01/31 01:17

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