« また生配信もあるので阿井莉沙情報まとめ | トップページ | ジャケが出たからにゃ本当に出るんだろうなRobert WyattのライブCD »

2005/09/18

Soft Machineのバッタもんコンピ盤紹介

The Story of Soft Macine(Dejavu Retro Gold R2CD 43-0I) Soft Machine

『ソフト・マシーンの物語』なんつってベスト盤風の体裁を装った2枚組CDが爆安でAmazonから出ていた。現時点で1193円。で、実は正体は以下の通り。

Disc1
Turns On, Vol. 1』 Soft Machineの丸落とし
Disc2
A Short Break』 Robert Wyattの冒頭3曲
Brainville Live in the UK』 Brainvilleの冒頭3曲+6曲目(Soft Machineのカバー)
Cryptids』 Hugh Hopper & Lisa S.Klossnerの冒頭3曲

実はワイアット以外は持っていなかったため、例の『The Gulley Flats Boys』 Francis Dunneryと『Seven (A Suite for Orchestra)』 Tony Banksという注文をキャンセルして、後者と一緒に買ってみた。何かフランシスのやつは2枚組UK盤ではなく1枚にダイジェストされたアメリカ盤なんだそうで。やはり2枚組が欲しいからさ。あ、ちなみにIT BITES研究会ではDVD『Live in Tokyo』とCD 『Live in Montreux』の販売を再開した模様。

で、感想なのだが、レア音源集『Turns On, Vol. 1』そのまんまの1枚目はやはりかなり音質が悪い。ただ、演奏の貴重さで帳消しになっている。エアーズとワイアットが掛け合いで歌う「Clarence In Wonderland」とか楽しい楽しい。最初期のソフツが好きなら当然のごとく楽しめる内容だ。で、2枚目はもう本当にソフツの名前で別物を売るというバッタもんのカガミみたいな商売、と思ったら大間違い。まず最初の3曲だが、うちにある『A Short Break』と聴き比べしてみたところ、明らかにリマスターされているッ! 元々、ホーム・スタジオでの録音で、あまり音が良くないCDとして知られていた作品なのだが、かなりクリアに音質改善されて音の輪郭がハッキリと立ち上がっていた。ちなみにヴァージョン自体は箱入り盤ではなく通常盤と同じ。あと、他の作品は所有していないわけで聴き比べはできていない。続いて登場のBrainvilleは、Daevid Allen、Hugh Hopper、Pip PyleというSoft Machine&Gong関連の古参にKramerというメンバーで構成されたバンド。スタジオ盤『The Children's Crusade』に伴なうツアーを収録した作品からの抜粋ではないかと思うのだが、同じ曲が1曲として収録されてないんだよね。曲はどれもフリーキーなギターをフィーチャーしたジャズ・ロック。ボーカルの雰囲気はソフツを意識しているようだ。このDisc2は、どのCDも冒頭から3曲という乱暴な収録の仕方が特徴的な中で、本作のみ6曲目の「Hope For Happiness」も入れてもらえた。ま、ソフツのカバーだからな。完全にギター・サウンドで展開されていくが、驚くほどソフツのイメージをうまくトレースしていてニヤリとさせてくれる。ラストの3曲はHugh Hopper & Lisa S.Klossner。オイラはワイアットが歌うヴァージョンで知られる「Was A Friend」を収録した『Different』 は所有しているんだけど、Pip PyleやElton Deanが参加した『Cryptids』は聴いたことなかった。基本的には延長線上の作品だな。日が沈みかけた黄昏の煌めきを感じさせるダークな作風は、ホッパーとクロスナー双方の嗜好が噛みあった結果なのだろう。これはやっぱり全曲聴きたくなった。

こんな感じで、なかなか楽しめてしまった。オイラのようなディープというほどには至らないカンタベリー・ファンにとっては美味しいCDだったわけだ。少なくとも、これから『Turns On, Vol. 1』を買おうと思っている人は、コチラに切り替えることをオススメしておく。

|

« また生配信もあるので阿井莉沙情報まとめ | トップページ | ジャケが出たからにゃ本当に出るんだろうなRobert WyattのライブCD »

コメント

む、なかなかにいかがわしいアイテムですね。
どこで入手されたんですか?

投稿: グッドトリップ | 2005/10/25 10:59

いらっしゃいまし。
CDタイトルを叩くと、Amazon.co.jpの該当ページに飛びまして、そこから購入しました。あまりに安かったんで、変な内容でもネタにはなるかなと思いながら。ご覧の通り、ネタになったわけですが。

ただ、US盤の『The Gulley Flats Boys』 も実はUK盤と同じ2枚組だという情報もありまして、早まったかなと、ちと後悔しておりやす……。

投稿: SHIRO | 2005/10/28 00:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/28861/6001977

この記事へのトラックバック一覧です: Soft Machineのバッタもんコンピ盤紹介:

« また生配信もあるので阿井莉沙情報まとめ | トップページ | ジャケが出たからにゃ本当に出るんだろうなRobert WyattのライブCD »