« Matt Chamberlain's "Matt Chamberlain" | トップページ | ジュリwithバックダンサーズ衝撃デビュー! »

2006/07/31

Matt Chamberlain meets Slow Musicians

Live at the Croc

Matt Chamberlain彩音連載三部作の完結編である。過去・現在と来れば最後は未来の話だな。とはいえ、実はこっちを知っていたからこそ彩音なんぞにアクセスしてきた方もけっこういるんじゃないかとも。とにかく意外性と期待感にあふれる企画だからな。
昨年後半あたりからSlow Music Projectというのが動き出している。そのメンバー構成を知って、正直「どぅえー!」と声に出さざるを得なかった。こんな人たち。

Peter Buck (REM)
Fred Chalenor (ex-Tone Dogs, Caveman Shoestore, Hughscore)
Matt Chamberlain (Critters Buggin')
Robert Fripp (King Crimson)
Bill Rieflin (ex-Ministry)
Hector Zazou (ex-ZNR)


ここまで出自の異なるビッグ・ネームが結集したというだけで驚愕する。首謀者はBill Rieflinだが、どいつもこいつも個性的な自分の音を持っている上に、単なるプレイヤーではなく作曲もでき、バンドの中核を成してきた重要なミュージシャンたちばかりだ。すでに数回のライブは行われており、実は幸運にも入手できた5月某日のライブ音源を聴きながら今書いているのだけど、名前の通りスローで、おそろしく起伏に富んだ、繊細かつ大胆な演奏に唸らされている。それぞれが自由に楽器を奏でながら、明確な同じ目標に向かって創造していく姿がそこにはある。いやー、即興演奏がここまでまとまるものなのかと。スローといっても例えばFripp & Enoみたいのをイメージしたら的外れで、ロックというよりクラシックに近い肌触り。これだけエレクトロニクスな音作りに長けた面子が揃っていながら、アコースティックな音、アナログな楽器が前に出ているってのがまた不思議なもんだ。ま、グループの立ち上がりについて書かれた文章からすると、それも彼ら各々が「演奏を愉しむ」範疇にあるのかもしれない。公式HPでは、ライブ会場で発売されているという『Live at the Croc』というCDからの音源がちょっとだけ聴ける。しかし、悪いがこの音楽は断片で理解できる種類のものではない。いやきっと録音じゃ伝えきれない部類の音楽とさえ云えるかもしれない。無理を承知で来日してくれないものかと思う。生で体感したいもんだ。
そういう場所にMatt Chamberlainというドラマーがいるってことをだね、もっと多くの人に知ってもらいたいわけだよ。
そんなわけで、あえてクリバギの話を迂回しての三部作でございましたとさ。

あれ? Edie Brickell & New Bohemiansの『Stranger Things』を応援するつもりだったのに、ぜんぜんそこまで行けてないじゃないか。しかももう発売中だし。まだうちには届いてないけど。

|

« Matt Chamberlain's "Matt Chamberlain" | トップページ | ジュリwithバックダンサーズ衝撃デビュー! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/28861/11172996

この記事へのトラックバック一覧です: Matt Chamberlain meets Slow Musicians:

« Matt Chamberlain's "Matt Chamberlain" | トップページ | ジュリwithバックダンサーズ衝撃デビュー! »