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2007/05/24

Curt Smithの新作『Halfway, Pleased』が届いたんだぜ

Curt Smithの新作『Halfway, Pleased』がやっと届いたぜ。ここんとこTears For Fearsネタが続いているけど、気にせずお伝えするぜ。ま、間にdream入れたしな。

Halfway, Pleased

まずは情報を整理。レーベルはフランスのXiii Bis Records。収録曲は以前に書いた13曲にこっちで書いた「On ira tous au paradis」を加えた14曲となっていた。
11曲目まではカートとCharlton Pettusの2人による演奏がメインで、ドラムは『Everybody Loves A Happy Ending』と同じくFred Eltringhamが叩いている。12曲目「Snow Hill(live)」は情報通りTFFのライブ音源(2005年4月25日のBirmingham公演という話だがブックレットに表記はない)で、メンバーは以下の通り。

Vocal: Curt Smith
Guitar: Charlton Pettus
Keybords: Doug Petty & Roland Orzabal
Back vocals: Amy Keys

13曲目「Seven of Sundays(duet with So)」は、Sophie Saillet(別名So)という女性ボーカリストとのデュエットによる別ヴァージョン。これと14曲目はフランス語で歌われる。しかし、こういう情報がネットを徘徊しても見つからずライナー見るまでわからないというのもいかがなものかと思わなくはない……。
ちなみにサンクス・クレジットの表記として「Roland Orzabal, Doug Petty, Nick D'virgillio & Amy Keys(TFF)」という1行があるので、これに自身とCharlton Pettusを加えた6人編成が現在のTFFのラインナップというのが初めて公式に記載された格好となっている。

まず全体像から云うと、あれだけしっかりした作りでもやはりデモ音源は所詮デモ音源だったんだなぁというのが一番。アコースティックな土台は変わらないが、各曲に見事なまでのアレンジがなされ、よりムーディでまろやかな作品にまとめ上げられている。
『ELAHE』からローランドが抜けた布陣ということで、聴く前に想像できるところもあるかもしれない。実際、完成度や音の肌触りという点ではまるで兄弟作。しかしながら向いている方向がだいぶ違う。もっとも大きな違いはロックのダイナミズムというものから遠く離れた場所で演奏している感覚、とでも云おうか。むしろイージーリスニングとかジャズに近い毛色なんだな。つまりAORというカテゴリーで思い描く音楽ともちょっと違う。あのデモを聴かされた後に、これが出てきたってことは、カートが『ELAHE』以降というのを意識して作った部分が強いんじゃないかと思う。似たものは出せないぞと。結果的にその発想は成功している。このCDで聴ける音楽は、手が届きそうなのに深く、強くて繊細なものになっているのだから。それはつまりカートのパブリック・イメージそのものでもあり、実のところTFFの一端を担うものだったりする。それでいて別の地平を目指した音。面白い。地味だけど。おそろしく地味だけど。
アコースティック・アレンジで演奏される「Snow Hill」が収録されたのも象徴的だ。ここにあるのはTFFと別のものを作ろうとしていた今までのソロ作とは違う、TFFに内包されながら打ち出されたカートの個性なのだ。ニヤリとさせられた。
『ELAHE』や『Secret World』同様、これも日本盤は出るまい。残念な限りだ。迷わず買えと声を大にして云いたい。

各曲についても書こうかと思ってたんだけど、疲れちまったので機会があったらな。
なお、Curt Smith & Tears for Fearsの連名になっているYouTube公式スペースで、「Seven of Sundays」PVなどなどが観られるので要チェック。どうやら「Seven of Sundays(duet with So)」には英語ヴァージョンもあるみたいだね。

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コメント

いやぁ~ 待ってましたCurt君の新作ですが
僕は毎日、通勤の車の中で聴いてるんですが
なんとも言えない不思議な音楽です。
Rolandじゃ作れない音だと感じています。
こういう音楽って今まであまり触れたことがなくて
独特の世界観を持ってるなぁと思います。

二人がTFFのアルバムを作るとしたら
またまた面白いものができちゃうんじゃないかって期待しちゃいます。
Rolandの気合入りまくりの曲も大好きですからね!

それにしてもdreamのあとにTFFの話題なんて
僕には嬉しくなっちゃう展開ですね。

投稿: ニキタ | 2007/05/24 23:34

お久しぶりです。
あー確かにローランドには作れない世界だ。同意。ま、ローランドはアクの強い音楽性あってこその人だとも思ってます。
『Halfway, Pleased』はアクの強さってサッパリ無いもんね。

今の6人編成TFFで新作を作ってくれたら、かなり面白いものになるんじゃないかと思いますよ。Amy Keys抜きの5人で作った「Floting Down The River」って曲がまたヒネリの効いた素敵なナンバーでしたし。

アイドル音楽とプログレを愛する人物といえばパーリス大先生とニキタさんぐらいしか知りませんよ(笑)。まだまだいると思うんだけどなぁ、そういう変な人。10人くらい見つかったらアイドル&プログレを語り合うオフ会とか開いちゃうんだけどな。そしたらアイドルも呼んじゃう。地下アイドルとかだけどな(笑)。

投稿: SHIRO | 2007/05/25 01:37

カートの新作か~、ウチでも取り上げなくちゃ……と思いつつ今お小遣いないや。どうしよう。
ローランドには作れない音というと、ブルー・ナイルとか入った感じなのでしょうか? つーか、ぶっちゃけ私でも入れそうな音?(^-^;;;;;;;;;;;;;

投稿: じゅり | 2007/05/25 12:21

ぶっちゃけ『ELAHE』と音色(「ねいろ」でなく「おんしょく」と打ってます)は近いので、じゅりさんにはどうかなぁ……。でもBeatlesとかはまったく想起されませんし、楽曲そのものは今のTFFと近いようでいて遠いです。『Soul On Board』やMayfieldとは明らかに別世界です。ま、「迷わず買えと声を大にして云いたい」って書いちゃってるんで(笑)。

ぶるぅないるーですか? うーん、あんなに枯れた感じはないです。近いところもあるかもしれんけど、オイラは想像しなかったなぁ。

The Blue Nileは昨年、ツアーをやって大好評だったらしいんですよ。某公演の音は入手したのですが、もう観客みんな大爆笑してたり合唱してたり、おおよそイメージとかけ離れた反応でね。意外だったけどこういう雰囲気もイイなぁって思いましたよ。来日公演もやってくんねえかなぁ。もちろんTFFもですけど(笑)。
あとRushが来たら仕事なんかぶっちぎって観に行くんだけどなぁ。

投稿: SHIRO | 2007/05/25 19:27

あれ、私ビートルズ苦手って前に言いましたっけ? つーかバレてた?(笑)
Youtubeで、"Seven of Sundays"見てみましたが、正直遠いところに行っちゃったなぁ……と取り残されたおばさんは涙しました。今日たまたま"Mothers Talk"の"Beat of the Drum Mix"と"U.S.Remix"を聴いたので余計そう思ったのですが。でも、常に新しい音楽を生産し続けているところは偉いよなぁ。
ブルー・ナイルを引き合いに出したのは、以前カートがとても褒めていたからなんですが、確かにそんなに似てないですね。

ともあれ、主人からお小遣いを貰ったので買ってみようかと思います。

今見たら、ニキタさんがコメントつけてたのね(^-^)/

投稿: じゅり | 2007/05/25 20:46

はい、どっかで聞いたか読んだかしましたよ。こう見えてオイラは小心者なのでじゅりさんを横目でチラ見しながらTFFについて書いている部分がありましてね(笑)。

「遠いところに行っちゃった」ってのはハッとさせられましたよ。確かに「Change」とか「Mad World」にあった初々しさみたいなもんは消え失せちまったなって。でも過去には戻れないし戻せないですからねぇ(シンミリ)。ローランドとカートの前にイアンとマニーの首根っこ捕まえてきて「さあ、昔みたいの作れ。プロデューサーはクリス・ヒューズだ!」とか云ってもTFFは昔と違うものを作るんじゃないかと思いますよ。意地でも。いやむしろ意地になってぜんぜん違うの作りそう。

だからまぁ、彼らの音楽に前向きな新しいものを発見していければ幸せというスタンスが生き易さではあると思いますよ。彩音の過去ログを読むとそういった発見のヒントがある……といいなぁ、なんてな(笑)。

投稿: SHIRO | 2007/05/25 22:24

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