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2008/07/17

CANの『Future Days』は過去になったか?

Future Days

お友達に薦めた手前もあるので、CANの『Future Days』についての私感をば。全体を一言で云うと「ポコポコズンズン」。土着的なリズムにモヨーンとかジャカジャカリャ~ンとかのインチキくさい音がかぶさってくる。そんな音楽だ。今の音楽の文脈から、ダブっぽいとか云う人もいるらしいね。普通にジャズ・ロックってことでいいじゃねえかと思うんだけどね。ボーカルが「鈴木さん」ということで、変てこな日本語とか出てくると聴く前に勘違いしている人が多いんじゃないかと思うのだけど、そんなことはない。むしろ変てこなよくわからない言語が出てくる。英語だかドイツ語だかタラリラ云うてるだけなんだか、その中間みたいな歌がだね、それはもうダラダラと出てくる。ボアダムスの山塚さんは「ウギャー」と未知の楽器みたいに歌ったが、CANの鈴木さんはとにかく雰囲気一発で歌っている。こちらも楽器的だなぁとは思うのだけど。全体に「こけおどし」感が強く感じられるのに、各曲とも緻密な音選びによってビルドアップされ、じんわりじわじわ盛り上がっていく。アホなのに大真面目なところが美しい。このアルバムについて仲介さんじゃなかったCzukayさんはじめCANメンバーからは否定的な感想が多出しているという。曰く「演奏技術が身についたもんでついやりすぎた」「シンフォニックすぎた」などなど。アホかと。馬鹿かと。そのやり過ぎちゃったところが最高なんじゃないか。
「未来の日々」を描いた芸術作品がその未来っぽさを保ち続けるのは難しい。時代は予想を超えて過ぎゆくからな。だが『Future Days』からは今もシャッキリした鮮度を感じられる。いまだに未来感バリバリなんだ。云わば、来年も再来年も竹やぶに筍は生えるだろうし、それはきっと未来永劫、シャッキリと美味いだろうみたいな。そこにあるのは、近代的な未来都市像とかSF小説のカバー・イラストみたいな世界ではないんだ。その揺るぎなく見えない明日へ伸びていく強度を、聴けば感じられるんじゃないかと思うんだよ。だからみんなにも薦める。再発盤(リマスター?)が出てるけど、オイラの持ってる『CAN BOX 3』も音質悪くないと思うんだ。

次回は誰が何と云おうとBuono!で行く。ぶっちゃけベリ工が好きになれなかったのは夏焼さんのせいだった。そんな遠い昔の思い出と共に。ちなみに℃-uteファンだったはずのうちの娘4歳がベリキュー内で一番好きなのは桃子なんだってさ。へー。え、オイラ? そりゃ「鈴木さん」でしょうよ。

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