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2008/10/28

Adiemusを歌いながら版画を彫っただろうか

棟方志功が現代に生きる人だったら。そんなことを考えていた。

そんなわけでオイラの音楽的な頭の中身の話だ。

始まりはソフトバンクがやばいんじゃないかというブログ記事。で、Soft BankからSoft Machineを思い浮かべた。「柔らか銀行」から「柔らか機械」をね。ご存知の通りSoft BankのSoftはSoftwareから来ているのだろうけど。Soft Machineの結成当時には「ソフト」といって「やわらかい」感じより先に「パソコンとかゲーム機のソフト」を想像する時代が来るとは思わなかったことだろうね。

時代と共にというか編成と共に音楽性を変えていったSoft Machineは、どの時期のものを聴いても違った趣があってオイラは全部ひっくるめて好きなんだけど、「好き」の根元がどこにあるのかっていうとやっぱり、あのモヤ~ッとしたオルガンに比重がかかってるんだろうなと。Mike Ratledgeなわけだ結局。でも、バトンをつないだ格好のKarl Jenkinsの音楽性もかなりモヤ~ッとしてる気がするんだ。音そのものはそんなでもないんだけど、楽曲がね、ドヨンとしてる。『Six』とか『Seven』とかはそのモヤシャッキリとでもいうような空気が素敵なんじゃないかなってね。

Song Of Sanctuary

ほんで、Adiemusである。これはもうSoft Machineじゃないんだし、ジャズとかロックのフォーマットじゃないわけなんだけど、やってるのがジェンキンズさんだし『Song Of Sanctuary』にはRatledgeまで参加してるんだから延長線上にある何かを期待しちゃうじゃないか普通。で、だよ、一般的にはこのアンビエント・ミュージックの旗手というか癒し系音楽の代名詞みたいなところに祭り上げられちゃった1stを頭の中で脳内変換してだね、Soft Machineみたいなバンドが演奏したらどうだろうかという耳で聴いてみると、これがけっこうちゃんとつながっているというか、なかなか面白い音楽に変わるような気がしてきたんだ。そんなわけで、どこかのジャズ・ロック・バンドを率いている方、ぜひ実際にやってみちゃくれまいか? 以前、KLFブラスバンドが演奏したってのがあったけど、その逆みたいな感じで。

Song Of Sanctuary』を聴き直して思うのは、やっぱり楽曲それぞれに印象的なフレーズがちゃんちゃんとあって、頭に残るし、いっしょになって歌いたくなるってことだ。歌詞はテキトーだが。で、歌っていたら棟方志功を思い出した。棟方志功はベートーヴェンとかを口ずさみながら版木を彫るんだよ。今の時代に生きていたら、彼はやっぱりクラシックしか聴かなかったのだろうか? 何かこういう音楽を歌いながら彫っていてほしいもんだなぁと思った次第。ちなみにオイラは棟方志功の作品も彼の存在そのものも大好き。先日、ドラマ劇団ひとりが演じていたけど、流石に研究しまくって演じたようで好感が持てたよ。「わだば」を「我は」と標準語にしちゃったところだけは唯一の不満だが。

そんなわけでオイラの音楽脳でございやんした。

そういえばSoft Machineの元メンバーが結集してSoft Machineを名乗ろうとしたら使用権をジェンキンズさんが持っているとかでしょうがないからSoftwareと名乗っていたっけね。それも使えなくなってSoft Worksに改名しちゃったけどな。Softwareの方が意味深で良かったのにね。ま、その後のSoft Machine Legacyってのが名前としちゃ最も無粋だがな……。

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コメント

棟方志功が「十万石饅頭」のパッケージデザインをしてたなんて初めて知ったよ。勉強になりました。でも、あのCMを有名にしたのは棟方志功ではなく、例のフレーズだと思うのだけどね。

ソフトバンクは言われて見れば確かにやばい感じヒシヒシ。携帯の冬モデルの発表を楽しみにしているんだけどなぁ(爆)。

投稿: いなやん | 2008/10/29 13:14

いなやんへ

えええー? 知らなかったのかい。十万石。やっぱりあれかな、「棟方志功が通り過ぎた店」みたいな本をオイラが書かなきゃいけないのか?

ソフトバンクは……マジでヤバイかもしれんですだよ。

投稿: SHIRO | 2008/10/29 20:58

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