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2009/05/28

初めて自分で買ったLPレコードは『グイン・サーガ 辺境篇』だった

お前は誰か死なないと文章を書かないのかと誰かに突っ込まれそうなんだが、やはり書いておきたいのだよ。

我が家には『グイン・サーガ』が第1巻「豹頭の仮面」から第89巻「夢魔の王子」まで全巻揃いで置いてある。いま押入れから引っ張り出して確認したんだから間違いない。126巻まで刊行されているSF小説のなぜ途中までがあるのかと云えば理由は簡単。そこで挫折したのだ。『グイン・サーガ』は本当に面白い作品だった。中学生の時分には心の支えのひとつとなるほどの作品だった。絶対に100巻で完結するまで読み続けるんだぞ!っと当時の自分は心に誓っていたような気もする。『グイン・サーガ』専用の文庫サイズがキレイに収まる棚までうちにはあるんだ。かなり検討して買った棚だ。今ではKing CrimsonとかCDの整理棚のひとつになっているわけだが。そうそうグインのイラストが入ったラベル付きのワインなんてのも押入れのどこかにあるはずだ。完結したら飲もうと思って買っていたんだ。たぶん押入れの中なんで保存状態は最悪。もう飲むことはないかもしれんなぁ。『グイン・サーガ』からいろいろなことを学んだ。とにかく前半の……そうさなぁ23巻あたりまでは血沸き肉踊る。あとマリウスの恋愛譚は胸ときめいたもんだ。純粋で硬派だった学生時代を思い出すぜ……。

グインサーガ 辺境篇

実はオイラが初めて自分で買ったLPレコードは『グイン・サーガ 辺境篇』だった。CDじゃないよ。レコード。そういう時代だったんだね。淡海悟郎さんによるイメージアルバム。架空のサントラみたいなもんで、云っちゃえば雰囲気盛り上げ音楽なんだが、これがなかなかイメージアルバムってくらいで想像を膨らませてくれる出来でな。「砂漠の民~セムとラゴン~」なんてな一度聴いたら忘れられないインパクトの強さがある名演もあるし。思えばその後、プログレばかり聴くようになった一端はここにあったのかもしれんなぁ。プログレ好きになるのにもっとも大きな影響を与えられたのは「エルガイム」というアニメからなんだがね。何かもう文字通り中二病の頃の話なので、書いていても若干、顔がほてってくる感覚があるんだがね。ああ、暑い。

そんなわけでオイラは大人になるに連れ『グイン・サーガ』をあきらめ、いわゆるトマトとなり氏を温帯と呼ぶようになり、そして解脱してしまい、『グイン・サーガ』の方も100巻で完結どころかダラダラと126巻まで続き未完のまま幕を閉じてしまったわけだけど、作者である栗本薫氏には心から感謝の言葉を述べたい。ありがとう。『グイン・サーガ』これから読み直すッス! たぶん今なら割り切って126巻まで挫折せずに読めるような気がするんだ。読んでいない90巻以降が苦行とならないことを祈りつつ。RIP。

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コメント

映像ソフトが充実していない時代は、音楽で想像を膨らませるようなコンセプトの“イメージアルバム”とか“ドラマ編”が充実してたよね。今でも床屋でラジオドラマなんて聴くと、聞き入っちゃうもの。

でも、案外そういう事が大事だと思うんですね~。合掌。

> 純粋で硬派だった学生時代を思い出すぜ……。

少なくとも、僕の知ってる時代じゃなさそーだな(w

投稿: ロヒキア | 2009/06/01 12:09

ロヒキアさま
どうもです。いやーラジオドラマには思い出あるなぁ。小学5年生の時に風邪で休んで布団の中で聴いたラジオドラマが記憶の片隅にずーっとあって、海辺の洞窟で小学生数人(その中の女子の声が当時好きだった女の子に似ている気がした←ここ重要)がはぐれて困ってどうしようみたいな子供向け道徳番組みたいなものだったんだが、いまだに何かこう甘酸っぱさが込み上げてきますよ。

> 少なくとも、僕の知ってる時代じゃなさそーだな(w

マジで「いいじゃないの女なんか」と思ってましたからね。その後、「いいじゃないの女ならば(c 野田秀樹)」となってからロヒキアさんと出会った次第。
勘違いしてほしくないのは、ホッパー兄弟のように「女なんか……」とやさぐれていたわけじゃないってことですよ。本当に。

あの、一応云っておきますとホッパー兄弟って、カンタベリー音楽界隈だとブライアンとヒューのホッパー兄弟なんですが、ここで云ってるのは仮面ライダーに出てくる矢車・影山のやさぐれ兄弟ですからね。

どうでもいいけど矢車もやっていた徳山秀典ってのは演技の振り幅がスゴイね。この間までゴーオンゴールドやってたけど、いまはガッキーのドラマの脇役でぜーんぜん違うキャラクターを演じきっていますよ。大したもんです。で、役名が「金太」ってのは意識的に付けたのかしらね?

投稿: SHIRO | 2009/06/04 02:25

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