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2009/06/10

訃報続きで…… Hugh Hopper亡くなる

次はそろそろTears For Fears関連かな。忘れた頃だろうし。と思っていたところに飛び込んできた訃報。もう何か愕然としますよ。コメント欄でホッパー兄弟のこと書いたばっかりだし。

Hugh Hopperが6月7日に白血病で亡くなったとのこと。64歳。ホッパー兄弟の弟の方で、兄Brianより先に鬼籍に入ってしまった格好。昨年のHUMI公演での来日がポシャッたあたりから、どうにも雲行きがあやしいなぁとは思っていたんですがね……。カンタベリー音楽を知らない人に念のため書いておくと、そのカンタベリー音楽というシーンそのもののスタート地点とも云われるバンド、Wilde Flowersのメンバーであり、その後もSoft Machineをはじめいくつものシーンを語る上で重要なバンドやソロなどの活動を通じて数多くの名作名演を残した偉大なベーシストにして作曲家ということになるだろう。

A Remark Hugh Made

オイラは1995年のKramerとの来日公演で彼の姿を目の当たりにしている。元々はDaevid Allenも来日してGong名義(もう本当に名義だけだよなぁ。KramerとやっていたのもNewYork Gongだし。でも天邪鬼なオイラはそれ故に興味深々だった)の公演になるはずだったのが、Allenが来日NGとなり、Kramer名義になったという曰く付きのライブだったのだが、実はGongについて不勉強で、2人のデュオで前年に発表されていたアルバム『A Remark Hugh Made』が好きだった自分としてはむしろ嬉しかったりしたというね。ま、ぶっちゃけKramerがソロで発表したナンバーの多いセットだったんだが、Hopperらしい重くてデカくてメロディアスな演奏もけっこう楽しめた。一部、適当に弾いてるのか?という場面もあったりもしたのだけど。なお、この時のライブは日本でだけ『Still Alive in '95 (Live in Japan)』としてCD化されてもいる。
今、『A Remark Hugh Made』を聴きながら書いているんだけど、実に才気走ったKramerの多重演奏と低音部をブイブイと泳ぐように鳴らすHopperのベースが絶妙にブレンドされているわ。Robert Wyattがゲストで歌う1曲目からして鳥肌ものの美しさ。その後に続く楽曲もメロディがちゃんと頭に残るようなポップさを兼ね備えたミクスチャー・ミュージックばかりで、これもっと聴かれていいと思う。てか、Amazonだとプレミア付いてるんだね! 廃盤中かよー。Shimmy DiscってかSecond Shimmyはそろそろリマスター・プロジェクトでも立ち上げて再発してくれなきゃダメだな。本作、実はゲスト演奏も収録されているGary Windo(1992年没)に捧げられた作品でもあったりするのだが、Hopperを追悼するのに聴くことになってしまったというね……複雑な気持ちだ。

他にもSoftsの諸作だとかHatfield and The Northの元メンバーとかAlan Gowenなんかと絡んだ作品とか、もう数え切れないほど素晴らしい作品を残しているのでね。ソロでも『Hopper Tunity Box』みたいな傑作あるし。シアトル系ミュージックのキーパーソン、Fred Chalenorとの夢の共演が果たされたHughscoreなんてプロジェクト・バンドもはずせないし。オススメできない作品を探す方が大変なくらいなので、聴いたことない方はぜひこれを機に耳を傾けてみてはいかがかと。当の本人は今頃、Soft Heapの天国公演でツアーしてることでしょうなぁ。RIP。

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