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2009/06/21

Robert Wyattの新譜は1981年の貴重音源!

あんまり出回ってなさそうなカンタベリー情報が出てきたのでご紹介。

RADIO EXPERIMENT ROME,FEBRUARY 1981

6/30発売予定のRobert Wyattの新譜があるそうでな。Rai Tradeというイタリアのラジオ放送局のレーベルから出る『Radio Experiment Rome, February 1981』。これ、1981年のラジオ番組「Un Certo Discorso」で使われた貴重なスタジオ・ライブ音源だ。厳密には多重録音のバック・トラックばかりなのでライブではないんだが、おそらく歌は一発録りだろうからな。内容はワイアットの伝記『ロング・ムーヴメンツ』に詳しいのだけど、既存の音源を放送するばかりの毎日に疑問を感じた番組プロデューサーPasquale Santoliが、もっと制作初期段階の生まれたてに近い音楽をリスナーに伝えたいという意図の元、ワイアットに依頼して実現したドキュメント的な放送で使われた「曲名のある」音源(8曲)がすべて収録されている。実はすでに音源持っていて何度となく聴いているのだけど、マジで生々しいし、宝石を原石の段階で眺めてニヤニヤするようなちょっとヒネくれた楽しみ方ができる。中期のCANみたいな「L'albero degli zoccoli」とか、陰鬱に美しく広がっていく「Heaven Have No Souls」とか実に面白い。ちなみに「Billy's Bounce」と「Born Again Cretin」はレア音源集『Flotsam & Jetsam』にて既発だが、同時期に作られた他の作品と並べて聴いてみれば新たな発見があるかもしれない。結果的に「Born Again Cretin」だけは約2ヵ月後にキチンと録り直してシングル化された(『Nothing Can Stop Us』に収録)わけだが、他は全部ボツだったという事実も振り返れば衝撃的だ。ちなみに番組ではもっと制作途中状態の楽曲もいくつか放送されたようで、オイラの持っている音源にはリハーサルのタイトルでもう2曲ほど5分程度の未完成楽曲も入っていてな。どうせならここら辺もCD化しちゃえば良かったのになぁとは思う。元々の企画意図からしても。
しかし公式にCD化されるとは思ってもいなかった作品。収録時間は30分程度で、ミニ・アルバムみたいなものだが、まだ聴いたことがないというワイアット・ファンには必携の1枚であること間違いなし。だよ。

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