« マノサイオン - 真野恵里菜の『FRIENDS』を楽しむために | トップページ | 幻惑の2月……みたいな »

2010/01/15

Around TFF 12 『Russ Irwin』 Russ Irwin

直接的にはTFF作品に関わっていない人なんだが、Charlton Pettusがアルバムに参加しているってのもあるし、Curt Smithのソロ作に参加している人でもあるということで採り上げておきたい。Russ Irwin(ラス・アーウィン)である。

基本的にRuss Irwinはピアニスト兼ボーカリストとして活動している。知名度の高い仕事はAerosmithのツアー・メンバーとして1997年以降、キーボードを担当してきたこと。『A Little South of Sanity』をはじめ最近のライブ音源、ライブDVDにはまずだいたい登場している。ま、AerosmithってばボーカルVSギターのイザコザが再燃しちゃっている状態なので今後どうなるかはわからんがね。TFF的にはCurtの結成したMayfieldにアディショナル・メンバー的な立ち位置で参加。また、Clay Aikenの『A Thousand Different Ways』 には、TFF人脈のCharlton、Doug Pettyと共にプレーヤーとして名を連ねている。

Russ Irwin

Russ Irwin』 Russ Irwin
1991年のデビュー・アルバム。かつ現状唯一のソロ作である。アイドル的に売り出そうという腹があったのか『愛のプレゼント』というバッカじゃないの?という甘い邦題で日本盤(洋盤と激しくジャケ写が違うが収録曲はまったく同じ)も出ている。ただ、実際にちょいハスキーながらも甘い歌声の持ち主ではあるので、あながち大間違いとも云い切れない。本作の聴きどころは何といっても声の魅力だしね。何しろピアニスト/キーボーディストが肩書きの人なのに、ギターやホーンなんかのアレンジが強くて、どちらかというと演奏者としてよりも歌手としての力量に迫るような内容になっているのだ。プロデュースは大御所のPhil Ramoneなのに、やたら産業ロック的というかAOR的というか。ま、ギターのJeff Jacobsonはなかなか良い仕事をしているのだがな。Billy Joelの影響でこの道に入ったというだけあって、それっぽい感じもままあるのだけど、どの曲もいまひとつキャッチーなサビみたいなものがないので、どう逆立ちしても一般受けはしないんじゃないかと。何て云うんだろうもうひとつ垢抜けない感じ。オイラはけっこう好きなんだけどね、ダラダラした雰囲気。というわけでかどうかはわからんのだけど、気合の入った作品の割りにセールスが振るわなかったこともあって、セッション・ミュージシャンに転進。前述のような仕事っぷりになっていく。ただ1曲、「I Need You Now」というのだけは他の曲とは違うのだよ。これだけ曲も演奏も全盛期のTOTOみたいなんだ。華やかなピアノを中心に据えて、シャウト気味に歌う姿はアルバムの中で完全に異彩を放っている。地味目のロックがダメな人でも、この1曲はイケルはずだ。そんなわけで相変わらずTFFとはカスリもしない音楽性のミュージシャンなのだが、オススメなのである。ちなみにCharltonは5曲にバック・ボーカルで参加。4人コーラスのひとりみたいな仕事なので、あまり存在感はない。

参考サイト:russ irwin site

|

« マノサイオン - 真野恵里菜の『FRIENDS』を楽しむために | トップページ | 幻惑の2月……みたいな »

コメント

TBSラジオ・キラ☆キラでノーナリ-ブス西寺さんがTTF紹介してました。短いコーナーですがコンパクトにまとまてて面白かったです。日本来日って一度だけだったんですね。復活ワールドツアー台湾あったのになんで日本は・・・。ポッドはhttp://www.tbsradio.jp/kirakira/2010/01/2010113-2.html

投稿: さと | 2010/01/16 14:10

さとさま

初めましてですか。いやーいま聴いてきました約15分。いや本当にべしゃりの上手い人ですなぁ。TFFを知らない人にまず紹介する内容としてはかなりイイ感じです。カートのシングルの話がアルバムになっちゃってたり、スパンダー・バレエとアジアまで一緒にツアーするような話になっちゃってたり後半は事実誤認があって残念だった(彩音読んでないナw)けど、TFFを盛り上げてくれるのはありがたいことです。

投稿: SHIRO | 2010/01/16 22:47

こんばんは。
Around TFF 毎回楽しく読ませてもらっているんですが、内容がすごすぎてコメントできない状態です。
あぁ~、僕はTFFマニア失格だ・・・

そんなふがいない僕の質問にアドバイスをお願いします。
今年の春に行われるアジアツアーなんですが
チケットを入手する方法はありますか?
やはり海外のサイトだと思うのですが、
経験がないのでちょっと教えて欲しいなぁと思いまして。
実は友達も行きたいと行っているので。
SHIROさんはもう行くところ決めたりしてるのかな?
すいませんがよろしくお願いします。

投稿: ニキタ | 2010/01/31 21:16

ニキタさま

こんばんは。せっかくなのでエントリ投下します。smile

投稿: SHIRO | 2010/02/01 23:00

無理いってすいません。
お願いしまぁ~す!dog

投稿: ニキタ | 2010/02/01 23:55

投下したけど結局「待て」みたいなオチでえらいすんません。
coldsweats01

投稿: SHIRO | 2010/02/02 00:38

TFF詳しくなかったので郷太さんトークを全部鵜呑みするとこでした。お知らせしてよかった!補足解説ありがとうございました。世界ツアーどうして日本スキップされちゃうんだろう。香港や上海なら優先わかるけど、TFF以外でも台湾>日本な世界ツアー多いですよね。経済力アップ本土からの集客が見込まれるのしら・・・。

話それますがトム・ジョーンズも来日願ってるのですが今年ワールドツアー香港あるのに日本は無し(涙)観たいアーティスト(特に高齢場合)は台湾、香港あたりなら迷わず行けるフットワーク必要かもですね(はぁ~)

アイドルポップ評も楽しみしてます。わたくしの最近お気に入りはCHIX CHICKS。ライブでモータウンやソウルディスコが特に。

投稿: さと | 2010/02/02 12:17

いやー日本来ないかなぁTFF。誰か連絡していないのかなぁ。

トム・ジョーンズは今もパワフルな声が出ているのでしょうかしら? それなら生体験してみたい。「恋はメキメキ」だけで十分という気もしているのですが。不勉強であんまりいろいろ彼の作品を聴いていないもので。

CHIX CHICKSですか。知りませんでした。とりあえず見た目は、人間の想像を遥かに超える未知の世界って感じですね。いや今、コマーシャルで流れたフレーズなんですけどね。
今度、ちゃんと聴いてみます。です。

投稿: SHIRO | 2010/02/02 21:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/28861/47210483

この記事へのトラックバック一覧です: Around TFF 12 『Russ Irwin』 Russ Irwin:

« マノサイオン - 真野恵里菜の『FRIENDS』を楽しむために | トップページ | 幻惑の2月……みたいな »