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2010/01/01

Around TFF 9 Charlton Pettus関連作品1 「Learn to Play Guitar」 Gigolo Aunts

明けましておめでとう。あんまり進まなかったので今年はATFFもどんどん書こうかと。

で、需要があまりなさそうな気もするのだが、それでもオイラがやらねば誰がやる?という感じなのでCharlton Pettus君についてを3回にわたりお送りする。

そうは云っても、Charlton Pettusについては過去のエントリ(ココとかココ)でも触れていて、あらためて伝えることってそんなにはないのだけど、とにかく過去のTFFサポート・ギタリストの中で、もっとも楽曲の理解力と対応力の高い人なんじゃないかという点は特筆に価する。また、立体的というか非常に奥行きを感じさせる音響空間をつくり上げるプロデューサーとしての仕事がたいへん特徴的なんだ。彼が関わってきた作品を通じて、そういった彼らしさの片鱗が見えてくりゃいいなと。

まずはFred Eltringham君を紹介する都合によりこの作品からスタート。

Learn to Play Guitar

Learn to Play Guitar」 Gigolo Aunts
1997年発表の6曲入りEP。これがCharlton PettusとFred Eltringhamの接点となった作品だろう。Charltonは6曲目の「The Sun Will Rise Again」1曲のみプロデュースと演奏(オルガン)で参加。ちょっと気だるさのあるボーカルにパワーポップといった演奏の1~5曲目(バンドとDarron Burkeによるプロデュース)とは雰囲気がだいぶ違う。パワーポップ感の中に見え隠れするバンドならではのというか、独特な叙情性を引き出すために、出だしのとこ以外をアコースティックなアレンジでコーティングしたような、さりげない職人技が光る。実にCharltonらしい仕事だ。ギターの爪弾きを際立たせるためにオルガンを敢えて薄くバックに流すあたりの演出にも、その後の彼らしいプロデュースの妙味が見え隠れ。1曲とはいえ聴き逃すともったいない作品だ。TFFっぽさはほとんどないけどね。

ここでFred Eltringham君についてもおさらいしておこう。『ELAHE』やカートの『Halfway, Pleased』で叩いているドラマーだ。Gigolo Auntsには紹介したEPのちょっと前くらいから加入。ここでのCharlton Pettusとの出会いをきっかけにCurt Smithと出会い、TFFの録音にも参加することになったのだろう。Gigolo Auntsには、彼らが活動停止するアルバム『Pacific Ocean Blues』まで参加しており、一応、現在もメンバーということにはなっているらしい。その後、様々なアーティストのバック・ミュージシャンとして活動(この間にTFF仕事も行ったわけ)し、現在はJakob Dylan率いるThe Wallflowersのメンバーとして活躍している。また、並行して女性3人組カントリー・グループ、Dixie Chicksのツアー・ドラマーも担当している。
派手ではないが味のあるスティック裁きが魅力。The Wallflowersに加入せずにTFFツアーにも付き合っていたらどうだったかなぁ、それも観てみたかったなぁとも思うが、結果的にNick D'Virgilioで正解だったのかなとも。うーむ。

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