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2011/09/25

Around TFF 17 『The Circus Is Coming To Town』 Michael Wainwright

素晴らしい新作アルバムをつくってくれちゃったのでMichael WainwrightATFF第3回以来、2回目の登場だ。彗星のごとく現れてTFFの名物バックボーカルとして一躍人気者になってしまった彼は、現在もTFFツアーに同行中。で、たぶんこの新作CDを会場で手売りしていたりするんだろうな。

The Circus Is Coming To TownThe Circus Is Coming To Town
Michael Wainwright

リンク先はアマゾンMP3。CD(ってかCD-R)はウェインライト君のホームページしか買えない。試聴はコチラから全曲フルで聴けるので、音だけでも確認してみたいと興味を持ったらどうぞ。なお、CDは前回のように変形ジャケではなく普通の紙ジャケで届いた。しかもオイラの名前&サイン入りでな……。前作ではカート君の方が参加していたんだが、今回はローランド君の方を引っ張り出しちゃったよ、この人。ゴイスー。で、その辺のクレジットを確認したかったりというのもあり、配信ではなくCDで購入したんだけど、ライナーに作曲クレジットはなかった。だけど、参加ミュージシャンに関しては記載があった。演奏者には、Charlton PettusDoug PettyのTFF組、ドラムにJohnny Society第14回参照)のBrian Geltner、ベースにBoyz II MenからJohn Sykesまでジャンルを超えて数多のアルバムに参加しているセッション・ミュージシャンのReggie Hamilton、ホーン・セクションにローカル・ミュージシャンながらHarry Allenなどにも一目置かれるDave Wilsonといった顔ぶれが並ぶ。注目のゲスト・ボーカルには、「123456789」でデュエット相手にHolly Palmer。この人は何気にBill Frisellなんかが参加した『Holly Palmer』でデビューした知る人ぞ知るベテラン女性SSWだ。また、1曲目のパワーポップな表題曲にはRobert Patrickが「Angry Caller(怒り叫ぶ人)」としてクレジットされている。もちろんT-1000の人。どういうつながりなのかわからんけど。ちなみにFilterのフロントマン、Richard Patrickってのがこの人の弟なんだな。知らんカッタ。そしてそして、お待ちかねのRoland Orzabalは2曲目のゲスト・ボーカルということになっておる。
この「Heart-Shaped Man」(公式サイトでは期間限定フリーダウンロード中。要メアド登録)という曲、1曲ごとの紹介ページの記載では「written by Roland Orzabal」となっており、どうやらローランドの単独作曲ナンバー。「All You Need Is Love」的なミドル・テンポ・サイケデリック・ポップ・ソングといった風情。TFFでも「The Seeds of Love Tour」で「All You Need Is Love」やってたので、まぁ、うん、そうかといったところではあるが、あんまりTFFらしさは感じられないかな。アレンジを変えたら雰囲気がかなり変わりそうでもあるけど。最新ツアーでTFFヴァージョンやってくれないかなぁ。ローランド君のボーカルは低音コーラスでお遊び風。云われなきゃわからんレベル。でもシンプルで、楽しさと切なさが同居した味のある作品だ。
高音ボーカルと内省的な雰囲気が印象的だった前作の延長線上にはあるが、より幅広い音域をカバーした歌唱、いろいろな音楽を消化して、より雑多になった音楽性など、さらにメジャー・フィールドでも戦えそうなアルバムだなぁというのが全体の感想。何しろプロデューサーはCharlton Pettusなわけだし、再結成後のTFFとかぶるメンバーがいるんだから近い音にはなっているし、各曲からはTFFの影響が感じられるのだけど、歌はもうMichael節全開で独自の世界をしっかりと構築している。でも、「Blue」あたりはだいぶ最近のTFFっぽさが垣間見られてステキ。前作同様、TFFファンなら楽しめる部分をかなり含んでいるので、再結成後の音が好きな方には必聴と云える。

ちなみにしょーがないから作曲クレジットまとめといたわ。
1,4,7 written by Charlton Pettus
2 written by Roland Orzabal
3,6,10 written by Michael Wainwright & Charlton Pettus
5,8,9 written by Michael Wainwright

どういうフォーマットを指しているのかわからないのだけど、「Heart-Shaped Man」はシングル扱いになっており、Kristen MillerによるアニメをフィーチャーしたPVがつくられている。そのまんまな「ハート型男」がサイケだぜ。

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コメント

「Heart-Shaped Man」聴かせてもらっています。
iPodでは歌詞も出てきましたよ。

最近転職して、職場が近くなったので徒歩で通勤中に聴いています。

僕もハート型になりたい。

ローランドの最近の音楽志向はこんな感じなのかな?
楽しい感じです好きですが、思いっきりダークな曲も聴きたいな。

投稿: ニキタ | 2011/09/28 23:29

ニキタさま
ローランドの最近の音楽志向、ズバリいいとこ突いてると思います。何しろこの曲の前に発表されているナンバーは「Floating down the Rever」ですもんね。
思うに、TFF以前のGraduate的な音楽に回帰してるんじゃないですかね。もうTFFならではの鋭利で張り詰めた音は出てこないのでしょうか……。そう思うとちょと淋しい気もします。
でもまぁ寡作な人なので、どんな形であれローランドから発信された音楽が聴けるのは実に楽しいものです。この調子で「もっとやれー、どんどん出せー、貯めずに聴かせろー」という思いもあります。

投稿: SHIRO | 2011/09/29 22:58

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