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2011/09/13

Curt Smithが参加したThe Shadow Bureauとは?

もうTears For Fearsの秋ツアーが開幕しているんだけど、順番的にこっちからな。

先月、Curt Smithが、The Shadow Bureau(シャドー・ビューローと読む。訳は「影の案内所」ってとこか)というプロジェクトで歌ったよ~という記事を発表して、関連情報がいくつか開示されたのだけど、これがどういうものなのか解説しておこうかと。

『That Total Age』は、洗練される前の荒くれNEを堪能できるんだぜEBMという音楽ジャンルがある。エレクトリック・ボディ・ミュージックの略で、簡単に音楽性をいうと、ドンツクドンツクと淡々としたリズムの上で、ボーカルがギャンギャン歌ったりつぶやいたりするものだ。……だいたい合ってるはずだ。オイラは音楽リスナーとして永野護に影響を受けちゃったところからスタートしている部分が多大にあるもんで、意外とその辺も多々聴いていたりする。Front242とか初期のFinitribeとかね。そんなEBMの代表的なバンドにNitzer Ebbというのがあって、その中核をなすメンバーであるVaughn 'Bon' Harrisと、韓国出身のSSWで映画音楽なども手掛けているJeehun Hwangのふたりが、どうやらThe Shadow Bureauの黒幕のようだ。

このプロジェクト、1stシングルの「Axis Of Envy」では元KraftwerkYamoWolfgang Flurをフィーチャーしていたりして、なかなか通好みな人選に唸らされるんだけど、今回はCurt Smithと、Smashing Pumpkins周辺で活躍する女性ミュージシャン・Linda Strawberryがゲストで歌う格好となっているわけなのね。ここで聴けるのは淡々としてはいるけどNitzer Ebbとはまったく異なるアンビエントな音だ。Lindaさんが前半パートを歌い、後半っつうかサビをカート君が歌う流れ。カート君の声はけっこう加工されていて、知らずに聴いたらスルーしちゃってたかもな感じ。でも、曲や雰囲気はなかなかイイじゃないか。「Don't Give Yourself Away(正体を明かさないで……)」というタイトルがそのままサビの中でも歌われている。さて、何ぞコレ。

『Griff the Invisible』ポスターはamazon.comで買える実のところ、ジャケにもある通り「Inspired by the Film Griff the Invisible」ということで、この曲、昨年公開されたオーストラリア映画『Griff the Invisible』(日本未公開)から発想を得ているようだ。映画の公式サイトではトレーラーを観ることができて、英語がわからなくてもだいたいの粗筋はわかる。スーパーヒーロー的なことを隠れてやっている青年がどうやって現実と折り合いをつけていくかというような内容だろう。グリフ君ってのがリアル広野健太(ただし、既に一端の大人)みたいな存在なんだね。これなかなか面白そうじゃないのさ。で、たぶんThe Shadow Bureauの皆さんも観て面白いと感じたので曲ができちゃったんだと思うんだ。ということでちゃんと観られたら音楽も二度美味しいと思うんだけど……日本でも字幕つけてDVD化してくれないかなぁ。

しかしカート君とボンちゃんってどこで知り合ったんだろうか。TFFのデビューが1981年で、NEは1982年。共にイギリスのバンドなので、その存在は双方昔から知っていたのかもしれないけど。

ちなみに「Don't Give Yourself Away」というシングルだが、米国amazon、米国iTunesで購入できるが、どちらも裏技使わないと日本からは買えない……。どうすりゃいいのさ。

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