カテゴリー「New Bohemians」の4件の記事

2009/10/29

New Bohemiansメンバーが豪華共演なオッサンのCD

いきなりオッサン呼ばわりなんだけど、これはもうそれしか表現のしようがないわけで。

Crazy In Love

Crazy In Love』 Rod Rossell Ides
もう2年前の作品なんだけど、誰も書いてくれないのでなぁ。てか、オイラも最近やっと入手した。プロデューサーがKenny Withrowで、作品中の全ギターも彼の演奏(主人公のオッサンはジャケットでギター持っているくせに実際は歌っているだけ)。半分くらいの曲でベースを弾いているのがBrad Hauser。同じくらいの曲数で参加しているのがパーカッションのJohn Bushということで、面子だけ見れば、ほぼNew Bohemians状態の演奏もある。さらに2曲にバッキング・ボーカルでEdie Brickellまでいるじゃないか。しかもそのうちの1曲「Leanin' Towards Lovin' You」はEdieの曲じゃないか(他は全部オッサンの作曲)。これは期待せざるを得ない。だが、聴こえてきたのはモロにカントリー。New Bohemiansを想像して聴き出すとかなりの確率でイスからずり落ちる。たいへんのんべんだらりとした牧歌的アメリカ風景の広がる音がしこたま繰り出される。ノリノリなのは8曲目の「How The Wonderful Love」くらい。Rod Rossell Idesという方は何だろう例えるなら枯れたTom Jonesみたいな声だな。キライじゃない。それにKennyのギターが相変わらず素敵。あと、ラスト2曲でバッキング・コーラスを担当しているLynn Adlerの歌声がなかなか良い。いやーのんびりするなぁ。ということなわけで、ライトなNew Bohemiansファンに積極的にオススメする気はないけど、ダラダラ感のある音楽を必要としている人にとってかなり楽しめる好盤になっているとは云えるぜ。

ATFFもオッサンが続きそうなので、つなぎで女子を出したいなぁ女子。

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2008/01/23

Edie Brickellが義理の息子と作った新譜が出るんだよ

Edie Brickellの新譜が出るのだが、相変わらず盛り上がっていないようなので宣伝する。義理の息子とのデュオ・The Heavy Circles名義だからスルーする人も多かろうて。ご存知の方も多いと思うのだが、Edieの旦那はSimon and Garfunkelでお馴染みのPaul Simon。その前妻との子どもであるHarper Simonと組んでの作品というわけ。

Heavy Circles

タイトルもまんま『The Heavy Circles』。うわ、ジャケがダサいぜ。てか、前時代的だぜ。ぶっちゃけ本当にコレで合っているのか疑ったよ。何しろEdie BrickellのMySpaceにアップされている「Hands On」って曲が収録されていなかったもんでな。写真の雰囲気もまるで違うし。聞いたことないDynamite Childというレーベル名も胡散臭かったし。でも、The Heavy Circles単独のMySpaceにジャケが載ってるの見つけて解決。そっちで聴ける「Confused」から判断するに、普通にいつものEdie Brickellソロと大きな違いってわからなかったんだけど、アルバムを通しで聴けばデュオらしさとか新しい変化みたいなものが感じられるのかもしれない。2月12日発売。もちろん日本盤の予定はない……。買わなきゃ!
Harper Simonは、Sean Lennonと音楽活動をしたり、その絡みもあってか本田ゆか・羽鳥美保というCibo Mattoのふたりのソロ活動をサポートしたりと、もう何か「2世」とか「親類縁者」みたいなキーワードがやたら感じられる。もちろんそれが作品づくりに良い影響を与えるものなら大歓迎というか素晴らしいことだよなぁ。 ちなみにレノンさんと本田さんは本作にゲスト参加しているらしいぜ。
さらにちなみに調べたら現在、Edieは41歳でHarperは35歳。当たり前だけど、普通の親子のように年は離れていない。Paul Simonは66歳だって。おお、何という。

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2007/12/07

インターネット・アーカイブでライブ音源を聴く

「ちょっ、おま、遅えーよ」と突っ込み入れられても仕方ないんだが、オイラが今知ったというだけの理由でご紹介。世の中にはインターネット・アーカイブというものがあるそうで、詳しくはウィキペディア読むよろし。で、文章の中にも出てくるGreatful Deadをはじめとした様々なバンドの音源もアーカイヴとして保存されている。これなかなか良い音質かつflacでダウンロードできたりするので、あなどれないぜ。資料として無償で公開されているものなので、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにのっとってコソコソしないで聴けばいいじゃないかと。で、オイラなりに注目音源を2本ほどピックアップしてみよう。

Danny Barnes Live at Horning's Hideout on 2002-06-30
現在はDave Matthews Bandのメンバーでもあるバンジョー&ギター奏者のDanny BarnesBill Frisellと『The Willies』というアルバムも出している人だよ。ドラムレスでフィドル奏者含みのトリオ編成によるライブとなっている。ベース兼ボーカルがAmy Denioってのがポイント。主役はBarnesだし、ブルーグラスということもあってか彼女にしては主張抑え目だが、実に堅実で聴き応えのある演奏を堪能できる。

Zony Mash Live at Knitting Factory on 1997-11-07
Wayne Horvitz率いるZony Mashのご機嫌なライブ。初期メンバーだったFred Chalenorのベース・プレイもたっぷり楽しめる。ライブまるまる一本を完全収録したらしく何しろ長い。ジャズというかジャム・バンドなんでな。もっとコンパクトなものをという方には「Zony Mash Live at Hudson Tent - Knitting Factory Jazz Fest on 1998-06-03」をオススメする。それにつけてもHorvitzのキーボードって一発で彼だとわかる演奏だよな。

あとEdie Brickell and New Bohemiansのライブ音源が50本くらいあるので愕然とした。いくつかは別ルートで聴いている音源だけど、未聴のものもけっこうある。こりゃ大変だとニンマリ。80年代から今年のライブまであるので、彼らの真骨頂であるライブの変遷をばっちり過去からたどれるぞ。その他、採り上げたばかりのBucketheadだとか、Bernie Worrell and the WOO Warriorsとか、Sleepytime Gorilla Museumとかその辺、けっこうあるぜよ。Throwing Musesなんかもあるんだなぁ。現在、「43,649 items」だそうなんで、気長に楽しみたいと。また面白いのを見つけたら採り上げてみようかな。

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2007/09/20

Carter Albrechtさんをご存知だろうか

去る9月3日、Carter Albrechtが亡くなった。34歳。サポート・ミュージシャンとしての活動しか広く知られていないだろうから、日本人に知られることなく世を去っていってしまうのかなぁと思っていたんだ。だからオイラ、彼の活動について紹介しておこうと思ったのだけど、恋人との痴話喧嘩の後、その隣人に強盗と間違われて射殺されるという亡くなり方だったため、すでにいくつかの日本のサイトでも採り上げられていたようだ。

がんばらない英会話 | ドア越しの射殺事件。
事件の顛末を紹介した記事を邦訳している。

This is my truth, tell me yours : Please don't cry, Mr.Miller
若手シンガーソングライターのRhett Millerによる日記の追悼記事を紹介している。

Volcano

Stranger Things

The Live Montauk Sessions

でもやっぱり書いておく。ダラス出身のカーター・アルブレヒト(本名・Jeffrey Carter Albrecht)は、Edie Brickell & New Bohemiansのメンバーとしてキーボードを担当していた。現在、彼らのサイトのトップではカーターへの追悼文や写真をフィーチャーして掲載している。Edie Brickellのソロ活動やPaul Simonとの結婚などを経て、再び活動を本格的に再開した1999年、カーターはNew Bohemiansに加入している。CDだとベスト盤『Ultimate Collection』(2002年)の未発表曲で初登場。ここにはEdieとのデュオで軽快なナンバー「Vodka」も聴くことができる。以降、Edieのソロ『Volcano』(2003年)、そして最新作『Stranger Things』(2006年)でもカーターの演奏がガッツリ聴ける。レーベル名もなく公式サイトでのみ販売された『The Live Montauk Sessions』(リンクは切れているが、旧購入ページからまだ買える模様)はカーター加入直前と思われる1999年のライブ盤だが、この『Volcano』『Stranger Things』という2作品に再録されたナンバーがいくつかあるので、聴き比べするとカーターの役どころがわかって面白い。彼の加入以来、New Bohemiansのメンバーは不動となった。それまでサポートのいた時期はあるしアルバムに参加しているゲストとかもいることはいるが、固定したキーボード奏者のいなかったバンドの演奏に絶妙なスパイスを与え、音楽性の幅を広げることにつながった……と云うと、ありきたりな表現かもしれないなぁ。しかしながら強い主張がない替わりに、楽曲の持つ魅力を理解して盛り上げ役に徹するかのような演奏は実に好感が持てる。もっと彼が作曲した楽曲も聴いてみたかったものだ。事件について云々はともかく、これからを期待させるアーティストの死は切なく残念なものである。

MySpace内には有志によって「carter albrecht's memorial page」が開設されている。
開くとMANYAという女性ボーカリストのバックで静かにピアノを弾く曲が流れる。そのMANYAのMySpaceや、New Bohemiansと同時に活動していたらしいバンドsortaMySpaceでも彼の音楽活動の片鱗を知ることができる。それからお相手の女性のMySpaceもリンクしておく。心よりお悔やみ申し上げたい。RIP。

■Edie Brickell & New Bohemians関連MySpace
Edie Brickell & New Bohemians
Edie Brickell
Kenny Withrow
Brad Houser
Brandon Aly

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